劇場版まどか☆マギカ 見た

結論: TV放映版と内容変わらず、やや演出違う。今まで一回も見てない、または何度も見てまた見たいと思っている人は見ると良い。それ以外は見なくても良い

○ 雑感的に

TV放映版のリメイク。ということで結論も何も変わらない。演出や細かいセリフが少し違っていて、解説したい人は出来ると思う。

確認してないけど10話あたりが内容、というより演出が少し厚い。テレビ放映の30分区切りというのを取り払う過程で、TV放映版の視聴者であれば自然に感じられる「間」を映画では手で作る必要があったようにも思える。OPがないため、10話の最後でテレビ放映時には「なるほど」と思うEDには割とうまく繋がっていない。テレビ放映を前提にしてなければ、唐突に見える気がする。

細かい差はあって、顕著なのは第一話の冒頭が無い点。そこから目覚めるという演出もない。母親を起こすシーンから。ただ、まどかはそのあとで「夢のなかであったような」というセリフを吐いているので、伏線的なものがが変わったわけではない。

キャラ絵などの描き込みが激しいシーンや、ややカットがしっかりしたシーンが増えてる印象はある。ただ、個人的にはこれで「別の解釈」を導くようなレベルではない。要は改善版。アニメ尺にとらわれない範囲の演出、という見方が納得しやすい。

「一回も見てない」人には調度良いから勧められる。「何度も見た」人にはシーンの細かい変更を見てもらうのが良いので勧められる。面白かった、で済む1周見た組が、多分いちばん楽しくない。細かい差がわからない。私も結構わからない。

前編と後編の区切りは分かりやすい。TVアニメ見てない組は3話の衝撃で落ち着く「間」がないが、ある意味一番でかいのはそちらではないので良い。

テレビ組にとってmagiaは3話のEDで初出。劇場版では8話の最後の印象として映ると思う (その関係で1話冒頭を除いた?)。これは「前」「後」で分ける上では良い演出に見えた。なお、magiaはやや違うバージョンのフルサイズ。実はコネクトより好き。

再度書く感じになるが、個人的には「TV放映版をただ繋げた」というレベルよりやや調整が多いくらいのレベルだと思った。別作品とはちょっと言えない。例えばエヴァ劇場版、マクロスF劇場版などとはもちろん比べるべくもない。尺を大幅に短くしたりもほとんどしていないので、なのは劇場版とも比べられない。再放送とくらべると、見所が多い、という程度。

# 個別のシーンに思い入れがある場合、そのシーンの演出が強化されているのを見るのは良いかもしれない。私は実はそのシーン自体は好きじゃないんだが、12話最後のまどかとほむらの会話シーンの演出は (BDとは比較してないけど) かなり大幅に強化されてる印象。なんだこのキラキラ度合い。

ちなみに、前後編見るともらえるらしいフィルムは、私のは3話相当、マミられるシーン前のマミが振り返ったところらしい。割と良いところだよね (QBドアップとか、キャラ写ってないところよりずっと良い)





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