投稿

12月, 2014の投稿を表示しています

雑にまとめておいて大きく儲けつつやばそうなら後から巻き取る、これすなわちスケールするプロダクトなり

http://d.hatena.ne.jp/aliliput/20141230 米国発の会社のプロダクトを見るとこういうタイプの実装を見ることが増えた、気がする。特に細かく正確に把握できるわけではないけど「個別の扱いを見るとすんげー雑、全体としては、まぁ動いている」みたいな。 ユーザ軽視と言われても仕方ないが実はそういうのを見てもユーザは離反しない、という線引き見たいのがある気がする。『ヒューリー』と『ザ・ヒューリー』を混同しているかのような映画ストリーミングサービスの話がどっかに合った気がするが、アルゴリズム的にある程度判定ができていれば特定のミスは後からホワイトリストなりブラックリストなりで例外処理すればいいんじゃね、とかそういう。最近は例外処理なんて億劫だしやっぱりユーザ離脱しない程度に俺ら大手だし、という雑な対応も増えてる、ような。数字を出せるわけではないので概ね直感に属するのだけど。 自分がdvorakを使っている関連でキーボードを使うプロダクトについては「キーボード配列」と「IME」のレイヤが切れているかどうかをチェックする事が多い。切れていないとdvorak US配列があって日本語IMEでその配列は使えない(日本語を打つモードでqwertyが必須になる、か、そのIME自身が独自にdvorak JP配列などを実装していて記号の入力がおかしくなるか、素晴らしく頑張って全部独立に実装するか)。あるプロダクトで予想通りこの問題が発生していて開発者サイドに話をしてみたところ、これまたよくある「オプション多すぎると対応ヤバイ問題」と同一視された。雑でも売れるからこそ勝つのだろうと思う。この問題については多国語化まわりで筋が悪いのでdvorak云々以外で問題が出る気がするのだが、売れる機能になるまでは作らないのは間違いない。 ユーザを十把一絡げで見ているのが正しい時代とでも言うのだろうか。少なくとも個別に細かいサポートをすると時間が消尽して売れる機能作れなくなる問題はあるのだとは思う。純粋な日本人プロダクトはその傾向に落ちるか、極端な上記の思想にいくかどっちかに行くような気が最近している。 製品品質からすれば多分すんげーどうでもいい、特定の細かい作り込みについてのこだわりを振られた時に、それを実装したくなる自分もいる。要は、売れるプロダクトに集中

最近見た映画雑記

○ テルマエ・ロマエ I, II 古代ローマ 時代の 浴場 と、現代 日本 の 風呂 をテーマとした コメディ である。 入浴 文化という共通のキーワードを軸に、現代日本に タイムスリップ した古代ローマ人の浴場設計技師が、日本の風呂文化に カルチャーショック を覚え、大真面目なリアクションを返すことによる笑い を描く。... 題名の「テルマエ・ロマエ」は、 ラテン語 で「ローマの浴場」の意味 。( Wikipedia )   映画に関していベア、特に一作目が面白い。元の題材も去ることながら日本人以外の俳優は日本語吹き替えの海外映画みたいになっていたり (多分日本人のも声入れなおしてるんだろう)、タイムスリップ中に出てくる謎のおっちゃんといい、妙なところに凝ってる。 二作目は他の人も言っていたが二番煎じ感があるのは事実。基本的に一作目で全て終わっている体でもあり、また上の「凝った部分」に一作目を越えるギミックがないというのもある。要は発見がなく、「ああ、既定路線だwww」という安心感だけがある。一作目を壊すような作りではないので、一作目が面白いと思った勢いで見るとそれほど違和感がない。 ○ あしたのジョー 先日テレビでやってたので見たというレベルだが、なんというかスゲェ 力石戦までで、白いジョーのシーンまでは行かない。設定も多分色々違う。とはいえ、概ね自分がコミック読んだ時の印象と合った構成だったので納得が行った。 ボクシングのシーンはCGも使っていつつも、基本俳優同士がマジ殴りしているっぽい感がすごい。インタビューの限りでは殴ってるらしい。顔だけはめ込むって出来るはずなんだけど、してない感じがする。顔がひしゃげてる。割とマネージャ泣かせ感がある。 役作りのためというか本当に断食するとかまじか。確かに……痩せてるし ストーリー的にはあしたのジョー。あと、丹下段平の俳優が誰だか調べるまで分からなかった。あいかわらず恐ろしい人だ。

ネスペ

受かっていたのでお知らせ 成績紹介が出来ることを知って調べてみたところ、以下の通り。 午前I ... 88.40/100 (合格60) 午前II ... 84.00/100 (合格60) 午後I ... 74/100 (合格60) 午後II ... 72/100 (合格60) ギリギリということもパーフェクトということもなかった。 セキュリティスペシャリストを春に取っているため、午前Iは申請さえすれば免除を受けられたはず。ただ、それに気づいたのは当日(か前日)で、時既に遅しなのだった。 今回の問題は特に午後IIにほぼ(ネットワーク)セキュリティという大問があった関係で、セキュリティスペシャリスト持ち微妙に有利という感があった。全体的にセキュリティの問題比重が高めに設定されている傾向が最近の問題にはあるらしい。 特に午後問は中小企業のネットワーク構築とトラブルシューティングというのが多く、それでいて実際の機材で使えるコマンド等は試験範囲ではない。普通の人や技術者が取っておいて「後で役に立つ」というものであるかはいささか疑問ではある。この点はセキュリティスペシャリストとはちょっと違う。 一方、昨日Tech InstituteでWebサーバ関連の講義をやった時、「パケット」という発想がそもそもない状態の人もいて、そのくらいの知識はお薦めしときたい。 読む暇がなくて困っちゃうぐすんぐすん

スマホでUSEN続き

スマホでUSENの調子がそこそこ良い。 聞いていると同じ「チャンネル」だとスマホでUSENでも同じ曲がそこそこ出てくる(前回の記事では勘違いしていた)。ただ、チャンネル数が多いのか微妙に雰囲気に合う選択肢が並んでいて、Music Unlimitedと比べれば曲の重複をそれほど露骨に気にするものでもない。 3時間で再生が勝手に止まるという仕様が面倒といえば面倒。自動停止までの時間を短くすることはできるのだけど、長くは出来ない。 FAQでは「再生しっぱなしによる電池の〜〜」みたいな説明があるのだけど、嘘つけ感がすこしある。永続的に使えてしまうとUSEN本体と色々ぶつかるのかもしんない。 3時間越しの作業で止まるのが困る、というケースは個人ではあまり多くないのでここは我慢する。 bluetoothのノイズキャンセリングイヤホンを最近使い始めたのもあり、このアプリとの組み合わせで外出時うるさめの場所で結構良い。ただこの場合、無線を使いまくるせいだろうけどバッテリー持ちが破滅的に悪くなる。持って2時間くらい。他のことをやれば更に短くなる。Twitter見るとか。 幸か不幸かストリーミングで聞いた曲を購入するという機会も増えたため、ローカルに保存されてる曲も増えた。バッテリーについて不安がある場合はそっちを使ったほうが良いのかも。 「モーニングタイム・ヒーリング」というチャンネルでは幼稚園への登園時に聞いた気がするピアノ曲が流れるので何か色々清々しい。「愛しのクリスティーヌ」というそうだ。

Tech Institute 第一期が終了しました

http://techinstitute.jp/ 第一期、講師および補助講師でお手伝いさせていただいてました。お疲れ様でした、および、おめでとうございます。むしろ、色々学ぶことも多く感謝することしきりです。ありがとうございました。 「プログラミング初心者です」的なところから始まって、簡単であれアプリを作って公開するところまでたどり着いたってのは、つくづく素晴らしいことですね。見守る立場としても「ああすごい。頑張ったなぁ」と思わずにいられない。別の道の方に興味が湧いたということも、もちろんありました。起業する方もいらっしゃいましたし。 ええと大学の単位は……がんばれ(´・ω・`) アプリ開発に限らず、仲間がいたほうが色々楽しいと思うのですよね。是非接点を絶やさぬよう。 ちなみにFBに何人かフレンド申請があったので受けておきました。TIの方は、是非一言くだたい。(今はスパムも良くあるんでなぁ……) 第二期も引き続き。

12/30(火)3日目 西地区く-02b TechBoosterのAndroid本にDocker記事を寄稿します

公式アナウンス ようてんによる 「Dockerが切り開くソフトウェア開発の未来」といったタイトルで書きました。全体としてはソフトウェア開発者向けの記事です。 プログラマなので Docker とかだるいんだよって行ったら、部下から「Docker はむしろプログラマよりです」って突っ込まれてツライ。 — V (@voluntas) 2014, 11月 27 「Dockerはプログラマ寄り」って感覚、分かります。分かるんですが……説明がしづらいんです。今回調べていく中で、なんとなくではありますが「プログラマ寄り」と思いたくなる理由が自分の中でクリアになった気がします。 元々Kubernetesそのものについて書くつもりだったんですが、最終的に「Dockerとその未来」みたいな風味の記事になりました。最近はRocketなんてのも出てきてましたが、多分、期待されていたDockerとDocker社が考えてるDockerが乖離し始めている段階なんだなぁ、と。 「Dockerはもはや標準コンテナーではない」: Docker代替のコンテナーランタイム「Rocket」をCoreOSが公開 そういったところも含めてのDockerということで、Kubernetes(GKE)やECSみたいなサービスが同時期に出てきた背景や、Dockerとそれを用いたソフトウェア開発の 未来 について興味があれば、ご一読いただければ幸いです。 Androidの同人誌なのにねぇ……