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2023年を振り返ってみるなど

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 いやマジでここ最近進歩あるのか?3年連続で「振り返りが足りない」的な感想を持ってるんだけど。 https://dmiyakawa.blogspot.com/2022/12/2022.html マネージャ業 + 仕事人 去年と明確に違うのは、今年は仕事上の要請で「手を動かした」取り組みが何個かあって、それが個人的にも組織的にも規格外なものも含んでて、メンバーの評価がそれによって「やるねぇ」ってなったところかもしんない。個人的にも結構想定外の学びはあったので 振り返ってみれば 悪くない経験だった。昨年のエントリを振り返ると マネジメント系の学びを増やしたいと思うところなんだけど、来年もしばらく もにょることが多そう。来年は敢えてそちらに力を入れずに、多少手を動かす方寄りのほうが良さそうな予感がしている とかなっていたのとは連動している。自分から手を上げた……というよりはやむを得ずだとは思うんだけど、去年思った展開にはなってたんだなぁ。 というわけで「マネジメント」に加えて「手を動かす」という話としては美談に見えなくもないけど、物事の進行について言えば不透明感がすごかった。 「手を動かす」話も、「やりましょう」「やっています」「やりました」みたいな形の整った進め方ではなくて「知らぬ間に問題が起きていました」「やることに急遽なりました」「なんだこれは」「マジで何だこれは……」「やりました……(キレ気味)」みたいな展開。 「こういうことがないようにマネジメントがあるんですけどねぇ……!!」みたいに、自分の観測外のマネジメントにキレつつ、他山の石的にマネジメントの学びを得、解決策は絡め手みたいな。mokha時代の戦場駆け抜け系スキルがこれでもかと役に立つのはそれはそれで嬉しいことかもしらんけど、あってほしくないやつだ。 私としては「プレイングマネージャー」が好きではないのは変わらずで(2021年参照)、結局、今回の「プレイング」パート動きも中途半端な印象が拭えていない。手を動かすなら、もう少しきちんと技術要素は掘り下げて理解しつつやりたいんだけど、どうしても短時間で浅いさばき方になっていた感じが否めない。さらに、正直、なんかそういう「中途半端な動き」こそに価値を見出された感じがあって、これはこれで実際には不本意になところもある。 一方で、特に自分のような(マネジメント志向の)

たまには雑記。意識したIT投資をしよう?

 なんの因果かコーポレート的な文脈で考えることが増えているのでそのあたりを。 雑に「IT投資」とか言っちまうけど、4パターンありえる 意識して、投資する 意識して、投資を抑制する 意識せずに、投資を抑制する 意識せずに、投資する(してしまう) パターン1は「あっぱれ!」 国内の話を見ると、「主張としては」2が多く、実態は3が多い。考えている風な人ほど、結果的にはパターン2を主張するようだ なんとなく勢いの良い会社は「意図せず」パターン4を踏んでいて、例えば何らかの成功をして「さぁ、ちゃんとした組織にするよ」というところで意識し始めたときに……パターン2を主張しはじめる :-p 「意識」ってなんだ、という話になる。 私の経験でも、ソフトウェア開発の流儀はわかっても「どういうソフトウェアを必要としているの?」「外部調達と内製、どっちがいいの?」は分からないことが多い。最近は大分土地勘がつかめてきたけど、それでも「外部調達」のハードルは領域毎にある。 例えば、普段TypeScriptとGoとPythonを書いているソフトウェア開発者やそのマネージャに「人事システムどういうのがいい?」と聞いて答えられるもんだろか。例えば労働法を知っているか、というところが先にネックになりそうだ。 数年前から、言葉が見つからないので雑に「管理会計」という軸で色々社内の状況を把握する仕組みについて考えたり自分で実際に作って社内適用したりしている。B/SやP/Lを掌握するのではなく、前段の人に起因する指標や社内の取り組み(よく「プロジェクト」と呼ばれる。PMBOK的には多分「プログラム」の方が正しいけど)をそこそこ定量風味に見るための機能だ。例えばSI的にアサインメントがあるものであれば「Aさんは来月70%ある案件に入る予定だったが110%稼働していた」ことを追いかけるし、プロジェクトの総工数も適時に(入力があった時点から)把握できる、といったところ。まぁそれだけだと工数管理なんだけどね とあるお菓子メーカーが売上に対するイモ製品の割合を追いかけている、という話を聞いた。人の潜在力を発揮させられるかどうかを重視する会社なら、多分だけど、管理会計上で「人が輝いているか」を見る必要は必ずある、と思う。 そう思うんだが、問題は、こういった「仕組みをどう作るか」はソフトウェアそのものの問題というよりは、