記事書いたら驚かれたでござる

昨日勢いでこんなのを書いたのです。

http://dmiyakawa.blogspot.jp/2012/08/blog-post_9237.html

で、とある方面から「こんな饒舌とは珍しい」というコメントが。なんだって

2001年から日記という体裁から初めてブログ的なのを書いていてそのたぐいのコメントは初めてだなぁなんでだ、と思っていたら、確かに最近書いてないですね。具体的には多分この4〜5年は書く量が少ない。それでは「饒舌」なもわさんがイメージに上らないのも頷けます

書いていた頃の私というのはそれはそれでアレで、一日に数時間くらい費やしてた時期があるんですね。それも、別に下調べにかけた時間があるわけではなく、要は「記事読んだ。俺はこう思った」というのが、一日に数本とか十数本とかあった時期もあったような。十数本はさすがになかったかな。

読み手にとっては全速力で役に立たない感じではあったんですが、当時はTwitterとかFacebookみたいに寸評書いて全体にブロードキャストするというよりはrss的なので広めることの方が普通だった気がするので、必須ブログの記事数は多くなる必然性があった気がします、個人的に。ついでに、ブログは自分の庭という意識になるので、Twitterのように「そのとーり!」一言で意見をまとめたりはせず、あれこれ冗長なコメンタリーをつけるのも非常に自然に出来るのでした。時間食い、という意味ではかなりやばかったんだけれども。

個人的にはブログで書くほうが好みではあるんですよ。短評書くよりも発見があるからです。だらだら書いているときに何か思いつくんです。一つのリンクについて何か書いてる時に全く違うものとそのリンクされた記事が結びついて、そして別のことを書きたくなる。これをやると、必須記事は長くなるし、私としてはそれが自然だった。

ある時期からやめたのには相応の理由があった気がします。一つには社会人的な話がありましたが、他には例えば長く書くと側面攻撃をされやすい、というのはあったような。

長く書いてとりとめがない記事ってのはそれなりに外部からの攻撃には弱くて、敵地に進行して間延びした戦線みたいな感じの危うさがあります。どこを攻撃されても補給線絶たれた部隊が生まれる。

特に一時期、あるいは今でもやばいのは伝統芸能モヒカン的な話で、自分の大学サークルと同級生のアンテナと少数の物好きからしか見られることのない空間ならそういうのをやってても怖くはないんだけど、最近はどういう筋からかコンテクストを見ない変な人がやぁやぁやってくるというのがリアルにあって、それはそれで対処に困るんですね。長く書けば書くほどに、雑誌の記事のようには主題にフォーカスして書いたりしない分、悪意の解釈の幅は広くもなるし、しかもこちらも主題を設けてないから「それが意図ではないんだ」と言いづらい。だって意図なんてこっちもないんだからね。

上の記事を書いている最中も「そういえばそういう諸々を考えるのは確かに面倒だったなぁ」とも思いました。上記の記事に具体的なユニット名がないのは隠喩が好きだからではなく検索耐性です。リアルにスパムが来る。リアルに変なのが来る、というのがあるわけですね。特定のキーワードについてボットが巡回しているというのと、特定のキーワードについて毎秒検索しているリアルな人、というのがいるんだかなんだかで、長くだらだら書いていると検索サイトで一時的にしろトップに立つ傾向が生まれることから、そういうタイプの諸々の攻撃は非常にうざくなるのです。

というわけで「基本的には暇ならブログ書くという私の方が、自分的には普通」という話なんですけども。

ただ、上記のような外部攻撃のウザさという以外にも自然と書かなくなった理由はもう少しある気はします。そちらの方は追って書いていくこともあるかもしれない。すごく漠然とした一般論にして言うと、ブログのみならず私が何か書くとものすごく拡散した物言いになるので、どこかしら他の人にとって鼻持ちならない表現がそこかしこに出てむしろそこを叩かれて「本筋と関係ないじゃん……」という非難を食らうというのが多かった時期があるという話ですが、上にも書いた通り本筋ってなんだっけという記事ばっか書いてるからこちらからも反撃しづらい、なんていう感じですかね。多くの人は目標があって書く、その目標の線に沿ったもの以外は削る、というのがお好きなようで、それ以外の方法はなんであれNGみたいなんですが、ブログでだらだら書いててそういう形式に落ち着いたことねーよ。お前の脳はそんなに線形なのかと問いたい。

……はっ

というわけで饒舌ですよ?

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