恐山行って来た
○ きっかけ
以下の本
ちなみに上記の著者のブログもある
今週弘前でとある学会があるため、せっかくだから行っとくか、となった。一応予告した通り
○ プランニング
学会の後に行こうと思い一泊多めにしておいたのだが、色々あって前日の弘前入りの前の方が都合が良いことがわかった。
同じ青森県と言っても弘前と(下北どまんなかの)恐山はそんなに近くない。乗り換えなどを入れると3時間くらいかかってしまう。一方の東京からでも新幹線使って4時間強。乗り換えを考えると大差がないのであった。そして見終わった後に東京に変えるより、弘前に帰るほうが気分的に楽、というのもあった。
さて行き方だが、結論としては割とリスキーな方法を使っててきとーにやってしまった。直接Google Mapsで東京発恐山行きだとバスの情報を取れないため、11時到着でルートを調べた。結果、東京駅を6時半くらいに出発し、二回乗り換えて下北駅へ11時までに到着、11時に出るバスに乗る(時刻表) というルートが完成した。
「リスキー」と書いたのは、知らない土地での乗り換えで失敗したらバスに一発で遅れるだろー、というスケジュールになっている点。結果として乗り換えは何の問題もなく、間に合った。良い子は真似しない方が良いような気がする。
乗り換えについては各乗り換え地点での猶予時間は(東京から恐山への行きに関しては)10分ない。本数が少ないため、ミスるとロスもそこそこデカイ (1時間単位だろう)。
○ で、行った
新幹線については特に問題ない。朝早くて眠かったので終始寝てた。
乗り換えが2回。八戸から青い森鉄道で野辺地(のへじ)、野辺地から下北駅。11時「8分前」にぴったり着くのだから日本怖い。東京青森間で何キロもある中で8分誤差。
12時前に到着して適当に歩いて回る (現在回線細いため何枚かだけ)
平日であるためか、あるいはシーズン的には早すぎる (5月から10月末まで) からか、人は少ない。ただツアーの人は私が一周回ったころに結構来ていた。
人が少ない方が雰囲気出る感じで、だから大祭のときに来たら別の印象だろうなぁ、とか思った。
一言で言えば「寂しい」。「あの世」の風情というのは分かりやすい。
ゲーマー的視点でいえば、この寂しさはあれだ
アノール・ロンド (ダークソウル)
風がひゅーひゅー吹いてて、だだっ広い。時折カラスの鳴き声が聞こえる。
人が少ないと独りたそがれられるし、境内の温泉も一人で浸かれる。
○ バスが少ない
帰りを15時50分のバスとしたのだが、これは失敗だった。
境内は主要なところを見るのであれば1時間かからず回れる。3時間50分滞在したくなるほどたくさん見どころがあるわけではない。おそらく旅としてのベストは12時前着で13時現地発のバスに乗るのが正解。
悩ましいのは、1時間だとちょっと急ぎの旅になるという点。雰囲気楽しむ上だと1時間半なのだが、そうするとバスがないため待たされる。代替策はタクシーで、下北駅まで4000円強かかるそうだ。
○ 別の観光場所とセットでどうぞ
そもそも、よほどの物好きでないと恐山単体を見に来るというのは辛い気はする。私は初めから黄昏れるために行ったので良いとして、この1時間のために電車、バスで4時間〜5時間はつらいんじゃねーか、という印象。東京からの日帰りツアーも可能っちゃあ可能なんだけどw
レンタカーなどを借りるかして下北半島全体を旅行する中で恐山に寄る、が健全なツアーとしては正しいだろうなぁ、と思う。そうすればバスの制約はないし、色々回れる。地方で電車バスだけで複数箇所廻るのは無謀だ
○ その他、雑多な感想とか
中にいる間は終始硫黄の匂いがすごい。また、実際銅はものすごい勢いで錆びる。試しに10円玉を湯気が吹き出てるところの近くに置いたら数十秒で表面が劣化した。そこら中に見るも無残な姿になった10円玉と、あんまりすぐには劣化しない1円玉が備えられてる。中濃ソース持ってきてぼろぼろの10円玉を浸けてみたい気分になった。使えるようになるかしらね
ガジェットユーザにとっては結構アレな環境という点に注意。少し滞在するくらいで壊れないとは思うが、あの環境で長い間の電子機器の利用は危険らしい (上記の本によると、PCとかがあっという間にぼっこわれるそうだ)
血の池地獄が血の池っぽくない。あめんぼいたぞ
そして終始圏外のため、持ってきてた本が役に立った。だるくなったら人がスッカスカの温泉に浸かるのだ。
で、15時50分発のバスでゆるゆると下北駅へ戻る。なお20:00現在まだ弘前に着いてませんが……!
さっきも書いたとおり、移動にかかるコストがものすごいので覚悟や余裕が無いとこの強行軍は無理筋という印象。
恐山に泊まる、という案も一応あって、予約すれば出来るらしい。まぁ、そこまではやらんでいいか……
以下の本
ちなみに上記の著者のブログもある
今週弘前でとある学会があるため、せっかくだから行っとくか、となった。一応予告した通り
○ プランニング
学会の後に行こうと思い一泊多めにしておいたのだが、色々あって前日の弘前入りの前の方が都合が良いことがわかった。
同じ青森県と言っても弘前と(下北どまんなかの)恐山はそんなに近くない。乗り換えなどを入れると3時間くらいかかってしまう。一方の東京からでも新幹線使って4時間強。乗り換えを考えると大差がないのであった。そして見終わった後に東京に変えるより、弘前に帰るほうが気分的に楽、というのもあった。
さて行き方だが、結論としては割とリスキーな方法を使っててきとーにやってしまった。直接Google Mapsで東京発恐山行きだとバスの情報を取れないため、11時到着でルートを調べた。結果、東京駅を6時半くらいに出発し、二回乗り換えて下北駅へ11時までに到着、11時に出るバスに乗る(時刻表) というルートが完成した。
「リスキー」と書いたのは、知らない土地での乗り換えで失敗したらバスに一発で遅れるだろー、というスケジュールになっている点。結果として乗り換えは何の問題もなく、間に合った。良い子は真似しない方が良いような気がする。
乗り換えについては各乗り換え地点での猶予時間は(東京から恐山への行きに関しては)10分ない。本数が少ないため、ミスるとロスもそこそこデカイ (1時間単位だろう)。
○ で、行った
新幹線については特に問題ない。朝早くて眠かったので終始寝てた。
乗り換えが2回。八戸から青い森鉄道で野辺地(のへじ)、野辺地から下北駅。11時「8分前」にぴったり着くのだから日本怖い。東京青森間で何キロもある中で8分誤差。
12時前に到着して適当に歩いて回る (現在回線細いため何枚かだけ)
平日であるためか、あるいはシーズン的には早すぎる (5月から10月末まで) からか、人は少ない。ただツアーの人は私が一周回ったころに結構来ていた。
人が少ない方が雰囲気出る感じで、だから大祭のときに来たら別の印象だろうなぁ、とか思った。
一言で言えば「寂しい」。「あの世」の風情というのは分かりやすい。
ゲーマー的視点でいえば、この寂しさはあれだ
アノール・ロンド (ダークソウル)
風がひゅーひゅー吹いてて、だだっ広い。時折カラスの鳴き声が聞こえる。
アノール・ロンドと言っても和風だがな
人が少ないと独りたそがれられるし、境内の温泉も一人で浸かれる。
○ バスが少ない
帰りを15時50分のバスとしたのだが、これは失敗だった。
境内は主要なところを見るのであれば1時間かからず回れる。3時間50分滞在したくなるほどたくさん見どころがあるわけではない。おそらく旅としてのベストは12時前着で13時現地発のバスに乗るのが正解。
悩ましいのは、1時間だとちょっと急ぎの旅になるという点。雰囲気楽しむ上だと1時間半なのだが、そうするとバスがないため待たされる。代替策はタクシーで、下北駅まで4000円強かかるそうだ。
○ 別の観光場所とセットでどうぞ
そもそも、よほどの物好きでないと恐山単体を見に来るというのは辛い気はする。私は初めから黄昏れるために行ったので良いとして、この1時間のために電車、バスで4時間〜5時間はつらいんじゃねーか、という印象。東京からの日帰りツアーも可能っちゃあ可能なんだけどw
レンタカーなどを借りるかして下北半島全体を旅行する中で恐山に寄る、が健全なツアーとしては正しいだろうなぁ、と思う。そうすればバスの制約はないし、色々回れる。地方で電車バスだけで複数箇所廻るのは無謀だ
○ その他、雑多な感想とか
中にいる間は終始硫黄の匂いがすごい。また、実際銅はものすごい勢いで錆びる。試しに10円玉を湯気が吹き出てるところの近くに置いたら数十秒で表面が劣化した。そこら中に見るも無残な姿になった10円玉と、あんまりすぐには劣化しない1円玉が備えられてる。中濃ソース持ってきてぼろぼろの10円玉を浸けてみたい気分になった。使えるようになるかしらね
ガジェットユーザにとっては結構アレな環境という点に注意。少し滞在するくらいで壊れないとは思うが、あの環境で長い間の電子機器の利用は危険らしい (上記の本によると、PCとかがあっという間にぼっこわれるそうだ)
血の池地獄が血の池っぽくない。あめんぼいたぞ
そして終始圏外のため、持ってきてた本が役に立った。だるくなったら人がスッカスカの温泉に浸かるのだ。
で、15時50分発のバスでゆるゆると下北駅へ戻る。なお20:00現在まだ弘前に着いてませんが……!
さっきも書いたとおり、移動にかかるコストがものすごいので覚悟や余裕が無いとこの強行軍は無理筋という印象。
恐山に泊まる、という案も一応あって、予約すれば出来るらしい。まぁ、そこまではやらんでいいか……