勤務中に喫煙室へ行くとか言う

のがずるいなんていう話がTwitter上であった。だったら仕事中にTwitterやってそんなことを書いて遊んでるのもずるい。

とある日本企業の社員によるとタバコを吸わない人でも喫煙室へ行く価値がある (あった) という。すなわち、重役がそこにいるので社内政治的に喫煙者のほうが有利だということだ。

とある本 (確か『なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?』だが、確信がない) によれば、ナイキの米国法人でマーケティングをしている部門では、最も忙しいときにすら (ちなみにナイキというのは一時期非常に先進的なマーケティングで話題になった) 8時間労働が一般的で、それは一日に一回1時間社内のジムで汗を流す時間も含まれているという。

「ずるい」と考える人の気持ちもわかるのだが、それが仕事中の時間の使い方である以上、結局重要なのはいかに最終成果物に対して生産的であるか、という点だ。タバコを吸わない人でも、カフェラテアートを業務時間中にFacebookとかに堂々と貼っている。プレゼン資料は発表5分前で出来たという割にTwitterでの反応はやたら良い。喫煙室の件を叩きたいのなら自分がそれ以外に時間を無駄にしていないかを再点検した方が良い。自分が叩かれる行動をしていないと主張する人は、自分が生産的かを人に聞いてまわると良い。何もしないから叩かれない人と比べれば、喫煙室で社内のきな臭い件を拾ってきて部門内で共有する人のほうが有用だろう。

そういうわけで、上記のような発言でRTがされる背景が、「先進的な労働者」と自賛する人々にも「成果が重要」という仕事の側面を当然と考えない人々がいることを暗示しているように、私には見えた

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