レンタル武器屋deオマッセ 魔王倒したので感想
やり込み要素がこのあとそれなりにあるのだけど、そちらはパス
○ どういうゲーム?
プレイヤーは鍛冶屋である。だから、冒険は他人に任せ、自分は武器を渡すのである。
武器を売るわけではない。売るのではなく貸し、その武器が冒険者とともに無事に帰ってきた時にのみ報酬を得る。失敗したら武器は返ってこないし、報酬も得られない。ストーリーを進めるには、良い武器を作って貸し、冒険者に冒険を成功してもらう必要が生まれる。
プレイヤーは、音楽にあわせて素材 (熱くなった金属塊) を打って武器を錬成し、それを貸す。武器を作るセッションはまるで音楽ゲームのようだが、叩くタイミング、叩く位置を素材の温度や鍛えた状態にあわせて変える必要がある。指定された譜面を演奏する音ゲーとはやや趣が異なる。
(ストーリーのある) 10人弱の登場人物と(ストーリーのない)ゲストに武器を貸し、帰ってきたときに報酬と素材を得る。
全登場人物のストーリーが一段落した段階で魔王が復活する。登場人物は魔王と闘うべく武器を借りに来る。魔王を倒すことで、各登場人物のストーリーは一旦終了する。特に感動的なストーリー、というほどではない。ストーリーの色彩は、あくまで「ミニゲーム」の規模感を出ない。
貸す武器には、種類 (剣や槍)、また斬・突・打の3種類の攻撃パターンがある。特殊効果 (「火」とか)をつける仕組みもある。
武器を貸す際、冒険者である各キャラの特徴が表示される。主に得意な武器種 (剣や槍など)と攻撃パターン (斬・突・打) である。これは、キャラが同じでも固定ではない。状況によって変化する。ストーリー付きキャラにはある程度の偏りがあるような気がするが、しかし「成長していく」ような感じはない。ランダムに来ると身構えたほうが良い。
武器を貸す際、上記の「冒険者の特徴」に加えて「ダンジョンの敵の攻撃パターンや弱点」が分かっているケースもある。対象の冒険者が得意とする武器種で、かつ目標となる敵やダンジョンに適した武器を渡す必要がある。上述した特殊効果も敵の弱点になっていることがある。
http://allabout.co.jp/gm/gc/395924/ の通り、(twitterもどきのような)ドナイナッターが特に主要登場人物の道中を知る唯一の方法になる。
以前は『ギルド01』という4本セットでの販売だったが、ニンテンドーショップで800円で単体ダウンロードができる。
○ 感想
ミニゲームとしてはまぁまぁ。仮に同人でこの品質のがあったら割と驚く(ボイスデータや3Dモデリングといったリソース面を除いたとしても)。
放置系ゲームという意味では『ゆけ!勇者』にやや近い。ただ、「複数」の登場人物に別の武器を渡して回るという点で、少し雰囲気が違う (ゆけゆうは勇者一人が行って帰ってを繰り返す)。
ゲームのテンポは、(ゆけゆうのような) 放置系ゲームよりリアルタイム戦略ゲームに近い。ただ、これといった戦略を考える必要はなく、単に「忙しく作業する」だけなので、頭を捻る面白さはほとんどない。
ゲームの尺は短い。やろうと思えば、一日で主シナリオ部分をクリアできるだろう 。『ゆけ!勇者』の系統では1回の冒険で1日以上かかることすらあるのとは対照的だ。
それぞれのキャラの物語が大変「小ぶり」で、見ていてぐっとくる話もない。全キャラ共通してとある展開があり、それが感動ものというよりはコントのそれである。「ああ、頑張ったのに……最後はそれかw」というコメディの感がある。「感動する必要はあらへん。俺らは武器を作ってれば、ええんやで」という感じ。ミニゲームである。
全体的なストーリー、ゲームの慌ただしさが、「ミニゲーム」のそれであり、そこがある意味やりやすいと同時に残念でもあった。例えば、テンポ感が私たちのリアルの一日と連動して、ストーリーももう少し幅広く「本気」だったら、何か別の雰囲気になる気がする。個人的にはそっちのほうが見てみたいかもしれない。
比較的瑣末な部分だが、(魔王に突入する前の) 日々を淡々と過ごすだけのなんだかダルい雰囲気が悪くない。延々と武器を作っていると、カランカランとドアにかかっているらしい鐘の音がする。こないときには武器を鍛える。ワザモノや……
自分で作った武器に拘りを持てないというのは残念な点だ。結局、後半に登場する武器が単純に強いという設定になっている。前半の武器が輝く展開は絶対にない。丁寧に準備をする必要性がほぼゼロ。魔王後もやりこんだら、分からないかもしれないが。
○ どういうゲーム?
プレイヤーは鍛冶屋である。だから、冒険は他人に任せ、自分は武器を渡すのである。
武器を売るわけではない。売るのではなく貸し、その武器が冒険者とともに無事に帰ってきた時にのみ報酬を得る。失敗したら武器は返ってこないし、報酬も得られない。ストーリーを進めるには、良い武器を作って貸し、冒険者に冒険を成功してもらう必要が生まれる。
プレイヤーは、音楽にあわせて素材 (熱くなった金属塊) を打って武器を錬成し、それを貸す。武器を作るセッションはまるで音楽ゲームのようだが、叩くタイミング、叩く位置を素材の温度や鍛えた状態にあわせて変える必要がある。指定された譜面を演奏する音ゲーとはやや趣が異なる。
(ストーリーのある) 10人弱の登場人物と(ストーリーのない)ゲストに武器を貸し、帰ってきたときに報酬と素材を得る。
全登場人物のストーリーが一段落した段階で魔王が復活する。登場人物は魔王と闘うべく武器を借りに来る。魔王を倒すことで、各登場人物のストーリーは一旦終了する。特に感動的なストーリー、というほどではない。ストーリーの色彩は、あくまで「ミニゲーム」の規模感を出ない。
貸す武器には、種類 (剣や槍)、また斬・突・打の3種類の攻撃パターンがある。特殊効果 (「火」とか)をつける仕組みもある。
武器を貸す際、冒険者である各キャラの特徴が表示される。主に得意な武器種 (剣や槍など)と攻撃パターン (斬・突・打) である。これは、キャラが同じでも固定ではない。状況によって変化する。ストーリー付きキャラにはある程度の偏りがあるような気がするが、しかし「成長していく」ような感じはない。ランダムに来ると身構えたほうが良い。
武器を貸す際、上記の「冒険者の特徴」に加えて「ダンジョンの敵の攻撃パターンや弱点」が分かっているケースもある。対象の冒険者が得意とする武器種で、かつ目標となる敵やダンジョンに適した武器を渡す必要がある。上述した特殊効果も敵の弱点になっていることがある。
http://allabout.co.jp/gm/gc/395924/ の通り、(twitterもどきのような)ドナイナッターが特に主要登場人物の道中を知る唯一の方法になる。
以前は『ギルド01』という4本セットでの販売だったが、ニンテンドーショップで800円で単体ダウンロードができる。
○ 感想
ミニゲームとしてはまぁまぁ。仮に同人でこの品質のがあったら割と驚く(ボイスデータや3Dモデリングといったリソース面を除いたとしても)。
放置系ゲームという意味では『ゆけ!勇者』にやや近い。ただ、「複数」の登場人物に別の武器を渡して回るという点で、少し雰囲気が違う (ゆけゆうは勇者一人が行って帰ってを繰り返す)。
ゲームのテンポは、(ゆけゆうのような) 放置系ゲームよりリアルタイム戦略ゲームに近い。ただ、これといった戦略を考える必要はなく、単に「忙しく作業する」だけなので、頭を捻る面白さはほとんどない。
ゲームの尺は短い。やろうと思えば、一日で主シナリオ部分をクリアできるだろう 。『ゆけ!勇者』の系統では1回の冒険で1日以上かかることすらあるのとは対照的だ。
それぞれのキャラの物語が大変「小ぶり」で、見ていてぐっとくる話もない。全キャラ共通してとある展開があり、それが感動ものというよりはコントのそれである。「ああ、頑張ったのに……最後はそれかw」というコメディの感がある。「感動する必要はあらへん。俺らは武器を作ってれば、ええんやで」という感じ。ミニゲームである。
全体的なストーリー、ゲームの慌ただしさが、「ミニゲーム」のそれであり、そこがある意味やりやすいと同時に残念でもあった。例えば、テンポ感が私たちのリアルの一日と連動して、ストーリーももう少し幅広く「本気」だったら、何か別の雰囲気になる気がする。個人的にはそっちのほうが見てみたいかもしれない。
比較的瑣末な部分だが、(魔王に突入する前の) 日々を淡々と過ごすだけのなんだかダルい雰囲気が悪くない。延々と武器を作っていると、カランカランとドアにかかっているらしい鐘の音がする。こないときには武器を鍛える。ワザモノや……
自分で作った武器に拘りを持てないというのは残念な点だ。結局、後半に登場する武器が単純に強いという設定になっている。前半の武器が輝く展開は絶対にない。丁寧に準備をする必要性がほぼゼロ。魔王後もやりこんだら、分からないかもしれないが。