下方向にしか予想外がない状態

Facebookで急激な円高を評して「電車が止まるー」とありました。止まりそうです。

で、冗談でこう書いたんです。
どっち方向に動いても電車って止まるんですよね。たまには「今日は全ての電車が2倍速で動きます」っていう為替相場を見てみたいです
当然ありえないわけですが、しかし「何故」でしょうね。

非常にゆるい体系であれば、上も下もありえます。体重計に乗って「ありえん感じの結果が出た」とそぉっと降りる人というのは世の中にいるでしょう。翌日には「2kg痩せた」って喜ぶのです。そしてグラフを描くと平均的には素直にカロリー摂取/消費通りに動いたりするわけです。

日本の都内の電車においては予定より早く着く要素は想定されません。「予定より早く着いちゃったんでー」という営業マンは時間に関してアホ過ぎるか計算ずくでしょう。

下方向にしかゆらぎがない、という状態なわけですが、これって人が作りこまないと基本的に起こらないんじゃないかなぁとふと思ったわけです。想定より「悪い」方向にしかサプライズが起こらない。

もちろん電車遅れて嫌なミーティングを欠席出来るのは良い方向かもしれませんが。

そうなると、現代の人のある種の想定外イベントは総じて「本来のシステムで起こって欲しくない悪いゆらぎを期待する」方向に思想をシフトさせるかなぁ、なんて思いました。良い方に向かうと良いね、と期待しようがないですよね。電車、着いて当たり前ですものね。

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風花雪月

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