サークルの合宿
「合宿」というと、個人的には今でも「朝から晩までトレーニング的なもの」という印象を持つのだけど、実際の所、旅行先で引きこもるというだけの話。3泊4日
合宿全体としては以下のとおり。個別の内輪ネタについてこの記事の読者が理解する必要はない (いつものこと)
- 富士急ハイランドに行った
- (ボードゲーム) アーカムホラーでニャル子さんとキャッハウフフした
- (ボードゲーム) 世界の七不思議 (7 Wonders) でガンジー (非軍拡)
- ドミニオンでフルボッコにされた
- 少しだけはすけったー、が、途中で放棄したー
- ダンエボ久しぶりにやったし、やらせた。
- 重鉄騎でフルボッコにされた
- (ボードゲーム) シャドウハンターズをやった
- (カードゲーム) 操り人形をやったが負けた
富士急ハイランド除いて外にはあまり出てない。これはよくある形
以下適当に感想。
○ 富士急
メインの目的は「絶望要塞」という最近出来た脱出系アトラクション。ついでに「絶望要塞」と「戦慄迷宮」、「EVANGELION WORLD 実物大初号機建造計画」に行った。フリーパスを買う必要がない程度の数しかアトラクションを回らなかった。
「絶望要塞」は、その場で並んでなければ試しても良い気がする。ただ、個人的にはものすごくオススメできるというものではない気がした。ちなみに脱出できなかった。頭をひねって考える問題ではなくて割とどったばたするゲーム。プログラミングコンテストの深遠な思考よりはデスマーチの一発芸を要求する。
要塞のほぼ隣にある「戦慄迷宮」というお化け屋敷がよかった。設定は「人体実験をしていたという廃病院」といったところ。歩く距離は全長700メートルあるという。確かに中は長いし、十分怖い。何故かこのアトラクションではフリーパスが使えないが、今回私らはフリーパス買ってないので関係なかった。
ちなみに私は結構怖がりであったする。で、入館時に500円かかるところ、それに加えて「お守り」というグッズ500円も買ってみた (何が起こるか試してみたかったというのもある)。中で幽霊の動きを止めるという設定らしいんだが、効果はよくわからなかった。
迷宮の問題は前後の人の声や反応が丸聞こえだということ。多分他にただ一人も中にいない状態でそろそろと歩いて行ったら更に何倍か怖かったんじゃないか。世間一般の肝試しも順路に間断なく人がいたら怖いものも怖くなくなる。
エヴァなんとかはそれなり。実物大のエヴァ初号機がある、という話自体知らずに行って中で見た。頭部を中心とした動かない巨大模型の一部 (シンジが冒頭で見た状態に近い) が見られる。大きさが体験出来るという意味では良い。おそらく普通空いているので (今回はガラ空き)、特にフリーパスを持っている場合にはさっと行くと良い。これのためだけに行くというのはおすすめしない。
○ アーカムホラー
クトゥルフ神話に出てくる邪神から一体選んで、参加者で協力してそれを封印するか、目覚めたら倒すというゲームだと理解した。今回はニャルラトホテプ、すなわちニャル子さんが相手であった。協力ゲー == 全員相談して行動するので、TRPG的な感じがした (ちなみにTRPGは私はほとんどしたことがないよ?)
何回かやった人の話と実際に自分でプレイした時の感じからすると、なんというか時間の割には充実しない感じがする微妙ゲーという印象。問題はイベントのばらつきによって展開が超ヌルくなったり超タイトになったりする点で、果たしてバランスというものがうまく作られてるかも疑問だったりする。プラス点はニャル子さんであるということだ。
○ 世界の七不思議 (7 Wonders)
ローマなどの文明毎に特徴がある中で資源を元に文明を発展させていくというゲームと理解した。ルールは他のサイト参照。他プレイヤーの思考を元に自分の行動を調整するというレベルに至らなかったのだけど、ゲームとしては結構面白い気がする。
最後の得点計算に至るまでの複数のパスについて、自分と他人がどのカードを取る傾向が高いか、といった観点を突き詰める必要があるきがする。ただ、合宿の期間に数回だけだとその地点へはまず行けない。また、ただで建設できるものを有効活用できるとまた変わる。プレイヤーのレベルが必要だろう。
○ ドミニオン
いくらか別種のエクスパンションから混ぜてゲームをやった。しかし私はそういうことをやるほどドミニオン自体やらないため、ほとんど手出し出来ず負け。ドミニオンは良ゲーと言う評判が耐えないのだが、エクスパンションが増え過ぎて趣向が分散してきているという感じがした。基本セットの方が限られたプレイ回数をこなす場合は面白い気がするんだよなぁ
○ Haskell
ところでこれはゲームではない。
こういったタイプの合宿の中で勉強会というのはある意味で非常に微妙だと改めて思うのだけど、言語自体の出しているオーラ自体が嫌いなわけではないのでそれについてはご了承のほど。ちなみにOCamlは知ってるのだ
微妙だという理由の一部は、今回既存の初心者向け資料が中心だったということで、それなら読んでから疑問を持ち寄ってやるのが本来正しいと思う。一方、合宿の類で言語を勉強するメリットの一つは質問しやすいことだと思う。
今回は言語自体よりはその界隈特有の空気感をなんとなく眺めるのに終始した。
○ Dance Evolution
多くの方にダンエボ先生の偉大さを伝えられたのではないかと自己満足したのだった。そして既に先に記事を出したけども、自分としてはダンエボ Arcade につながっている。
かなり長いことやっていなかったので振り付けを全部忘れてしまっており、比較的踊れなかったのは残念な気がする。ただそれでもAAくらいは出てしまうのがあのゲームの微妙に悪い点だよなぁと。別記事の方でも初見曲の Extreme でA判定が出てしまったりしたわけだし。つくづく既存の音ゲーとは違うしゲームではない印象がある。
このゲームを普及させる上で少しむずかしい点は、難易度が高いほど本来のダンスに近づいて面白いのに何故か初心者はLightとかやって何が面白いかわからないまま「つまらん」と結論付けるところなんかもしれない。
当日始めた人ですら、Master (Extremeより難しいモード) を何回かやればそれで後は勝手にうまくなってしまうのだけど、そこが理解されないことが結構ある。特に他の音ゲー出身の人は、最初にExtremeとかExpertとかAnotherとか選ぶ危険性を逆に承知しすぎているので余計に混乱するようだ。
○ 重鉄騎
私の理解では重厚さを前面にだしたFPS系で、キネクトを使っているという点で新しい。これをやった理由はもう少し別にあるのだけどその点については省略する。
ただ、あまり人気がないらしい。またやってみた感じ、レバー操作をキネクトでエミュレートするというのが「なんか違う」感を出していてしっくりこなかった。
キネクトに物理的なフィードバックがないのはそれなりに弱点。ダンエボでも曲選択等が少し初心者に厳しいインターフェースになっている。重鉄騎の場合、例えば「レバーを引く」という動作を「手を前に出してその手を引く」で代用するのだけど、掴んでいないどころか触れてもないレバーを「引く」というところに爽快さが一切ない。それでいて通常のコントローラも使って一部ボタン操作になっているので、中途半端さが半端ない、というところがあるんじゃないかと思う。鉄騎という重厚感が欲しい機体ではなくて、未来型コントロールを要求するロボットという設定になっているべきだったんかもしらん。
読んでいる人に向けて言えば、買ってまでやるほどはおすすめしないし私も多分買ってやらない。なお、キネクトのゲームとしては比較的場所を取らないのは良い点。
○ シャドウハンターズ
久しぶりに少しやった。勝って負けた。
どうもオババカードの扱いが私は下手らしく、たいてい情勢が分かる前に戦闘が勃発して後手に回る展開になる。ただ幸いにして相手もこちらの訴状が分からない (こちらから殴ったり全くしないので) 関係で、後になってからじわじわ来る系統のキャラを引くと逆に有利になりやすいのかもしれない。次項も参照
○ 幻想郷闘乱記 (いわゆる「東方シャドウハンターズ」)
幽々子だった。多分シャドウハンターズの追加カードセットの誰かに近い能力らしく、公開時にそのときに死んでいるキャラ分だけ追加ターン。前項で私が引くと逆に強くなるというのはそういう理由。ただし一回やったときは味方が私のカードを覗き見てしまいこちらサイドが超有利な感じになったため、公開する必要すらなく勝った。
販売中止になるのも頷けるレベルで似ている点が多いので、まぁ、なるよな。
○ 操り人形
4人プレイはかなりオススメ、ここに記載したボードゲーム系の中では一番良いといえるかもしれない (二番は世界の七不思議)。ただし4人の状態で、のみ。
プレイヤー数はもっと増やせるのだが、5人でやったらひどく時間がかかるようになり、それでいてかつプレイの読みの快適さが下がったので、人数は増やすほど微妙なんじゃないかと思う。特に致命的なのは親の右手の人 (手番が遅い人たち)で、人数が増えるほど何も出来ない感が増えてしまう。
○ カチカチ山ロープウェイ
カチカチ山のお話というのはこんな感じだそうだ
タヌキに騙されてばあさんを殺されたじいさんはウサギに相談を持ちかけた。ウサギは激怒した。必ず、かの邪智暴虐のタヌキを除かねばならぬと決意した。太宰治が書いたそうな。それにしてもウサギの一人勝ち感がすごい。カチカチ山シャドウハンターズが必要。
○ 鳴沢氷穴
合宿後に一部の人で行った。夏なのに中に氷が残っているくらいに寒い (0〜4度らしい)
で、行ってみたら穴に入りかけた時点で既に涼しく、奥に入るとまたさらに寒い。これは寒い。一方こちらは全身全霊の半袖さんである!
なにせ当日行く事になったので準備なんてしているはずはない。なお周りの家族連れ等は長袖を準備していた。
中の狭さがなかなか半端無く、一緒にいた一人が結構苦労していた。体の大きさもさることながら体が固いと中盤で非常に苦労するはず。
○ おわり
過去にはこの手の合宿イベントで「三泊四日がまるまるドカポンで消えた」とか「三泊四日がまるまる東方妖々夢で消えた」とかあったのだが、今回はそういう意味では平均的な内容だった気がする。
そもそも目標となる着地点がはっきりしないイベントの類なので、まぁこれでいいのだ。