冷戦期のケネディ
政治的な話を私は未だに良く理解しているわけでもないため幾分ナイーブな主張に傾倒する傾向はあるものの……
ケネディが大統領職にあったのは冷戦のさなかであり、米ソ間の対立と駆け引きがキューバ・ミサイル危機に発展して世界を滅亡の淵に追いやった時期である。持論を展開して自国民を説得するとき、ケネディはかならず、対立の相手であるソ連国民を尊重するよう求め、こちらが挑発的な行動をとればどう受け取られるか、そしていかに危険な誤解を招くかを、よく考えるよう求めた。 (ジェフリー・サックス『世界を救う処方箋』p300)原則、そのように対立問題は扱いたい。