ドラクエ10 ネルネルさんを倒した
ストーリー上「一応仮のラスボス」と言って良いボスを倒した。ドラクエ9で言えばエルギオスを倒したところ 。ドラクエ9のエルギオスというのは「節子、それはラスボスやない。おまけや」と言えるレベルなので、このネルネルの説明は個人的には比較的 的を得ていると思う。
# 最近とある知り合いがそこでドラクエ9をやめてしまって僕は寂しいですよ。というか、ドラクエ9やってて「あのラスボスの名前なんだっけ……」と思う回数自体が、エルギオスのすべてを物語っている気がする。あのさぁ、やったことのない7のボスの方が頭に残るんですよ! (オルゴデミーラはドラクエ9の過去ボスとして出る。過去ボスとしては弱い方)
さてドラクエ10に戻る。かかった時間は100時間くらい。とあるチームの人に色々たすけてもらっており、「そのレベルじゃ普通たおせねーよ」というショートカット的なクリアをいくつもやっている。そして寄り道は他の人よりだいぶ少ない。エンジョイしながらネルネルさんを倒そうとすれば、多分150時間は固い。チームの人でずっと戦力になる人が「えっレイダメまだだったの」という展開をチャットで見たりしてると、やはりネルネルさんはおまけなんだろうね。天魔や強ボスの方が強いらしいしね (この前強ボスを見た感じ、確かに強の方が圧倒的に強かった)。
# 多分「最短クリアタイム」という概念はドラクエ10では割と無意味。自己犠牲的にレベル上げをサポートしてくれる仲間とか、極端な話超強いほか3人を率いればネルネルさんまでひとっ飛びだから。100時間も結果論で、目標でもなんでもなかった。一部のやりこみさんはそれでも競うだろうけど、ルール作りは結構大変だろうね
# リアルな人がいる仲間を連れないでのクリアというのはナンセンスな部分が多々あって、だから「ショートカット」という言い方はあまり成り立たない気もする。
ボス戦で私は明らかに戦力外のところなんだけど (武闘家Lv46というのは正直戦力としては全く足りてない)、幸いウイングブロウの2撃中1撃は相手の防御力に多分非依存の「固定ダメージ」であるため、たとい通常攻撃でダメージが入らない相手に対してもダメージが入るという性質が若干幸いした気がする (少量でも確実にダメージが入っていく。たとえ強ボスでも)。後は他の3人が手練なので全て任せられた。僧侶、旅芸人つえーな
これ、プレイヤースキルが低い人と行くと複数職業Lv50でも確かに普通に死ぬだろうと思った。見てるとかなーり地味なんだけど、やってる側は結構神経使う。タイプする以外に満足に会話出来ないのがちょっとでかい (即席チーム対策には定形メッセージを工夫するのが良いと思うが、ちょっとうざそうだな)。このあたり、リアルタイム的なバトルは旧ドラクエのシステムより多人数プレイには良い
# ドラクエ9で多人数プレイをやってもこういうリアルタイムの焦りというのはない。あるとすると「あかん相手のテンションがみんな50になっとる、次のターンで全滅するで」というげんなり感を横の人と共有するとか (高レベル地図で敵の総アゲアゲダンスにあった時の衝撃)
# 上記の「他の人がやってたネルネル戦」を見た他の方々の一人は「これ (DQ10) は、やる気にならんわ」と評していた。そういう判断があってもしかるべきなほど、外見は地味。そういえばはるかむかしリネージュを超やりこんでいた廃人の知り合いが強敵と戦うときにやっていたことにも似ていた。にげる、にげる、にげる、切る、にげる、にげる。あれは、見た目非常にだるい。ただ、本人は必死である。
○ おはなしとして (ややネタバレ)
MMO一般論なのか知らないが、実装されていないストーリーを予告した上で個別のシナリオが終わっていくため、常に後味がよくない。(本物の)フォステイルも「君とはきっと会う気がする」と言ったまま出てこないし、主人公の生まれ変わりのお願いも叶えてない。いろいろ、そういう引きによって「ここでゲームをやめないでー」という呪いがプレイヤー自身にかかっていく。これはオフラインモードのみの従来ゲームではあまり見なかった (最近はダウンロードコンテンツの影響でかならずしもそうではないかもしれない)
コンプするという意思を持つのがMMO的には常に辛い「だろう」、というのは一般論としてはわかるのだけど、実際にドラクエのコンテクストで押し付けられると確かに面倒なのが肌でわかる。そういうのを全力で受け止めて全職業Lv55 (現在のレベルキャップ) で待機し続ける猛者でなければ、どこかでシナリオ面のどこかを放置する必要が出てくるかもしれない。時間がかかりすぎてやりたくても出来ない煮え切らない思いを抱えることになる。MMOに慣れている多くの現実的な社会人はそもそもネルネルにも執着していないのだと思う。慣れている人は、プレイもさっぱりしている。私は慣れてない。
そういう呪い自体は、ゲームをやっていることのむしろ醍醐味だと思うから、個人的にはじっとりプレイし続ける廃人と呼ばれる人の肩を持ちたい気分にはなる。ただ、実際自分でやるときには廃人というレベルではやりたいと思えないから、後はどこで折り合いをつけるか、という打算的な生き方に。
どこかの漫画のようだよ。多くの大人ってのはどこかで諦めちゃっていて、主人公から罵倒されるじゃないか。あの構図で、諦めてる側の大人になれるのだ
# 少し前に『ゆけ!勇者 (Wiki攻略ページ)』を私が「光のほこらクリア」で切り捨てたときのロジックに似てると思った。終わりが定義されてないのなら、自分で設定するべき (http://dmiyakawa.tumblr.com/post/22747138025/wrap-up)
○ ああ
おはなしとしてではないけど、個人的にはフォステイル見れたのは一番の収穫だと思う。地味に最高。かわいい。ぬいぐるみぷりーず。なめこグッズ撤収してフォステイルキャッチャーぷりーず。アニメ化ぷりーず。きっとヨーダ (エピソード2) 並みに動けるに違いないぞ
○ 何かゲームそのものは苦痛だと思える面がむしろ多いんだよね。
とか言いつつネルネルまでは付き合ってたのはきっとフォステイルのおかげ……というのはさておき。
ゲームを苦痛に感じる最大の理由は、個人的には多分間延びしすぎている移動時間で、これはある程度まで (チーム仲間の手助けをも乞うなどして) 回避可能としても、原則的に全部は回避できない。
「ボス手伝って」というお願いをしてOKが出て、実際にボス戦にたどり着くまで30分というのはよくある気がする。しかも集合して移動するだけでそれ (シナリオを進めているわけではなく、ただボスの場所だけ手伝って欲しいケース)。MMOのボトルネックが一般論としてこうかはわからないけど、150時間かかると上記に書いた内、3割〜6割あるいはそれ以上が移動とレベル上げだと思う。ゲームのシナリオとしては、150時間に対しては非常に密度が薄い。
後はその標準では薄い密度にどうやって自分の感情を突っ込むか、というのがポイントになる気がした。それを助けてくれるチームとかフレンドとかがいないと、すべての旅が本当に苦痛になるんじゃないかとか思う。そこらへんをうまく処理出来るかは人によるかもしらん。
私は運が良かった。最初に直に (実際にWiiを持ち込んでやってる人を横で) 見たプレイ画面がネルネルさんボス戦で、後に私が入るチームの人たちが全滅してるところで、やはりそういう具体的なポイントが見えていたのは励みになる。その翌日にWiiを借り、買って早々休眠アカウントになっていたキャラを使ってレベル上げを手伝ってもらった。普通の人はそういうのないだろうから、休眠の瞬間次のチャンスはない
他にもある意味良い刺戟になったのは、最初にミュルエルの森に連行されたとき。Lv20行ってないのに「ボス行きます」と野良のパーティで引きづられて (Lv25くらいあると良いところ)、「ちょっとまってダメージはいらないんですけどうわぁ」みたいな状態で右往左往してただけだった。そういうどうでもよい時間が「自分の感情」につながる。次はなんとかするかー、という。
あと、無意味な移動時間などの良い面というのは実はある。ある種、物理的に遠い空間を実際に演出できる。ラギ雪原という遠い上に行く理由がいまのところあまりなくむやみに敵が強い地方に行って、「遠いよ馬鹿かよ」とか思っている中、目の前のつららスライムにダメージがまともに入らず、エンカウント一発で死にかけるという緊張感の中、目の前につよーい雑魚と死闘を繰り広げるパーティ一組がいるのを見たときは何か格別の感慨があった (一人赤かった)
きっとこのロッジで泊まると殺人事件が起こるで。
そういう、本来オフラインゲームのやりこみ的には全く評価されてないところで楽しめると、多少楽になるかもしんない。
あともうひとつ、特に他の仲間なしでのレベル上げ中はアニメとかラジオとかCDドラマでも流しておくと良い。氷菓は (全力で全部喋ってくれるので) ちょうどよいぞ
チームの人が大変親切なのでチームに掛かり切りというのがあって、他の人はきっと白吹き出しでの募集にもっと頼るんだろうなぁと。それはそれで面白いのだと思う。冒頭のミュルエルの森の話はむしろそういうコンテクストだった (具体的には、なぜかフレンドになった人が私を引きづって気づいたらわー)
○ まとめ (ない)
というわけでMMOはやったことないのでそれなりに当たり前かもしれないこと、あるいは他の人にとっては不愉快になるかもしんないことなども含めてラフに書いといた。見解は変わると思う。終わってないゲームの感想というのはいつもナマモノだと思う。
チームやフレンドの人とかいないと、ゲームの基本の骨組み自体はちょっと苦痛という印象。知り合いにも、やったはいいが早々に退散した人も見ている。こういうゲームに限らずやり手の価値観次第で面白い面白くないというのはあるんだろうなぁとは思うけど、少なくとも旧オフラインのゲームと全く同じにはやっぱり楽しむべきじゃないんだろうなぁと思う。ここを把握してうまく流れを掴まないと、廃人的なプレイ時間になるか、すごい早さで「つまらない」という結論を出すことになる。後者はもったいない。前者は、……がんがれ! (流れを掴んだ上で廃人的になるのが勝者)
すごく痛いのはリアル時間の消費量がそれなりに半端ないということで、そこをどう処理するかは考えどころ。良い点は、これはコンソールゲームなのでWiiなどの前に鎮座しなければ実際のゲームには没入できないところ。ちゃんと生活との切り分けは出来る。コンソールゲームはそこが数少ない利点だと思う。 (コンソールゲームという呼称で合ってたっけ。WiiとかPS3のことだよ)
# 比較対象は再び「ゆけ!勇者」。このゲームのヤバいのは、暇があればゲームの状態を確認したくなるところで、消費時間ではなく「どのくらい一日のうちに心を捉えられているか」という意味で破格に精神を削られること。そういう意味では、月課金のドラクエ10は社会人的には極めて安全なゲームの範疇に入るのだと認識した。言い方を変えると、よっぽどTwitterの方が有害
個人的にはMMO自体はお勧めしようとは思わないのだけど、MMO試したいんだけど怖い、という場合にはドラクエ10は良いと思う。今はプレイヤー数的にもそれなりなので、もし試すというのであれば今やっとくと良い。
私の個人的な予想として、多分時が経つと新規参入初心者には本当に苦痛なだけのゲームになると思った。だから、やるなら今やったほうが良い。
おまけ: ネルネルさんというのは仮のお名前です。正確には冥王ネルゲル
# 最近とある知り合いがそこでドラクエ9をやめてしまって僕は寂しいですよ。というか、ドラクエ9やってて「あのラスボスの名前なんだっけ……」と思う回数自体が、エルギオスのすべてを物語っている気がする。あのさぁ、やったことのない7のボスの方が頭に残るんですよ! (オルゴデミーラはドラクエ9の過去ボスとして出る。過去ボスとしては弱い方)
さてドラクエ10に戻る。かかった時間は100時間くらい。とあるチームの人に色々たすけてもらっており、「そのレベルじゃ普通たおせねーよ」というショートカット的なクリアをいくつもやっている。そして寄り道は他の人よりだいぶ少ない。エンジョイしながらネルネルさんを倒そうとすれば、多分150時間は固い。チームの人でずっと戦力になる人が「えっレイダメまだだったの」という展開をチャットで見たりしてると、やはりネルネルさんはおまけなんだろうね。天魔や強ボスの方が強いらしいしね (この前強ボスを見た感じ、確かに強の方が圧倒的に強かった)。
# 多分「最短クリアタイム」という概念はドラクエ10では割と無意味。自己犠牲的にレベル上げをサポートしてくれる仲間とか、極端な話超強いほか3人を率いればネルネルさんまでひとっ飛びだから。100時間も結果論で、目標でもなんでもなかった。一部のやりこみさんはそれでも競うだろうけど、ルール作りは結構大変だろうね
# リアルな人がいる仲間を連れないでのクリアというのはナンセンスな部分が多々あって、だから「ショートカット」という言い方はあまり成り立たない気もする。
ボス戦で私は明らかに戦力外のところなんだけど (武闘家Lv46というのは正直戦力としては全く足りてない)、幸いウイングブロウの2撃中1撃は相手の防御力に多分非依存の「固定ダメージ」であるため、たとい通常攻撃でダメージが入らない相手に対してもダメージが入るという性質が若干幸いした気がする (少量でも確実にダメージが入っていく。たとえ強ボスでも)。後は他の3人が手練なので全て任せられた。僧侶、旅芸人つえーな
これ、プレイヤースキルが低い人と行くと複数職業Lv50でも確かに普通に死ぬだろうと思った。見てるとかなーり地味なんだけど、やってる側は結構神経使う。タイプする以外に満足に会話出来ないのがちょっとでかい (即席チーム対策には定形メッセージを工夫するのが良いと思うが、ちょっとうざそうだな)。このあたり、リアルタイム的なバトルは旧ドラクエのシステムより多人数プレイには良い
# ドラクエ9で多人数プレイをやってもこういうリアルタイムの焦りというのはない。あるとすると「あかん相手のテンションがみんな50になっとる、次のターンで全滅するで」というげんなり感を横の人と共有するとか (高レベル地図で敵の総アゲアゲダンスにあった時の衝撃)
# 上記の「他の人がやってたネルネル戦」を見た他の方々の一人は「これ (DQ10) は、やる気にならんわ」と評していた。そういう判断があってもしかるべきなほど、外見は地味。そういえばはるかむかしリネージュを超やりこんでいた廃人の知り合いが強敵と戦うときにやっていたことにも似ていた。にげる、にげる、にげる、切る、にげる、にげる。あれは、見た目非常にだるい。ただ、本人は必死である。
○ おはなしとして (ややネタバレ)
MMO一般論なのか知らないが、実装されていないストーリーを予告した上で個別のシナリオが終わっていくため、常に後味がよくない。(本物の)フォステイルも「君とはきっと会う気がする」と言ったまま出てこないし、主人公の生まれ変わりのお願いも叶えてない。いろいろ、そういう引きによって「ここでゲームをやめないでー」という呪いがプレイヤー自身にかかっていく。これはオフラインモードのみの従来ゲームではあまり見なかった (最近はダウンロードコンテンツの影響でかならずしもそうではないかもしれない)
コンプするという意思を持つのがMMO的には常に辛い「だろう」、というのは一般論としてはわかるのだけど、実際にドラクエのコンテクストで押し付けられると確かに面倒なのが肌でわかる。そういうのを全力で受け止めて全職業Lv55 (現在のレベルキャップ) で待機し続ける猛者でなければ、どこかでシナリオ面のどこかを放置する必要が出てくるかもしれない。時間がかかりすぎてやりたくても出来ない煮え切らない思いを抱えることになる。MMOに慣れている多くの現実的な社会人はそもそもネルネルにも執着していないのだと思う。慣れている人は、プレイもさっぱりしている。私は慣れてない。
そういう呪い自体は、ゲームをやっていることのむしろ醍醐味だと思うから、個人的にはじっとりプレイし続ける廃人と呼ばれる人の肩を持ちたい気分にはなる。ただ、実際自分でやるときには廃人というレベルではやりたいと思えないから、後はどこで折り合いをつけるか、という打算的な生き方に。
どこかの漫画のようだよ。多くの大人ってのはどこかで諦めちゃっていて、主人公から罵倒されるじゃないか。あの構図で、諦めてる側の大人になれるのだ
# 少し前に『ゆけ!勇者 (Wiki攻略ページ)』を私が「光のほこらクリア」で切り捨てたときのロジックに似てると思った。終わりが定義されてないのなら、自分で設定するべき (http://dmiyakawa.tumblr.com/post/22747138025/wrap-up)
○ ああ
おはなしとしてではないけど、個人的にはフォステイル見れたのは一番の収穫だと思う。地味に最高。かわいい。ぬいぐるみぷりーず。なめこグッズ撤収してフォステイルキャッチャーぷりーず。アニメ化ぷりーず。きっとヨーダ (エピソード2) 並みに動けるに違いないぞ
○ 何かゲームそのものは苦痛だと思える面がむしろ多いんだよね。
とか言いつつネルネルまでは付き合ってたのはきっとフォステイルのおかげ……というのはさておき。
ゲームを苦痛に感じる最大の理由は、個人的には多分間延びしすぎている移動時間で、これはある程度まで (チーム仲間の手助けをも乞うなどして) 回避可能としても、原則的に全部は回避できない。
「ボス手伝って」というお願いをしてOKが出て、実際にボス戦にたどり着くまで30分というのはよくある気がする。しかも集合して移動するだけでそれ (シナリオを進めているわけではなく、ただボスの場所だけ手伝って欲しいケース)。MMOのボトルネックが一般論としてこうかはわからないけど、150時間かかると上記に書いた内、3割〜6割あるいはそれ以上が移動とレベル上げだと思う。ゲームのシナリオとしては、150時間に対しては非常に密度が薄い。
後はその標準では薄い密度にどうやって自分の感情を突っ込むか、というのがポイントになる気がした。それを助けてくれるチームとかフレンドとかがいないと、すべての旅が本当に苦痛になるんじゃないかとか思う。そこらへんをうまく処理出来るかは人によるかもしらん。
私は運が良かった。最初に直に (実際にWiiを持ち込んでやってる人を横で) 見たプレイ画面がネルネルさんボス戦で、後に私が入るチームの人たちが全滅してるところで、やはりそういう具体的なポイントが見えていたのは励みになる。その翌日にWiiを借り、買って早々休眠アカウントになっていたキャラを使ってレベル上げを手伝ってもらった。普通の人はそういうのないだろうから、休眠の瞬間次のチャンスはない
他にもある意味良い刺戟になったのは、最初にミュルエルの森に連行されたとき。Lv20行ってないのに「ボス行きます」と野良のパーティで引きづられて (Lv25くらいあると良いところ)、「ちょっとまってダメージはいらないんですけどうわぁ」みたいな状態で右往左往してただけだった。そういうどうでもよい時間が「自分の感情」につながる。次はなんとかするかー、という。
あと、無意味な移動時間などの良い面というのは実はある。ある種、物理的に遠い空間を実際に演出できる。ラギ雪原という遠い上に行く理由がいまのところあまりなくむやみに敵が強い地方に行って、「遠いよ馬鹿かよ」とか思っている中、目の前のつららスライムにダメージがまともに入らず、エンカウント一発で死にかけるという緊張感の中、目の前につよーい雑魚と死闘を繰り広げるパーティ一組がいるのを見たときは何か格別の感慨があった (一人赤かった)
きっとこのロッジで泊まると殺人事件が起こるで。
そういう、本来オフラインゲームのやりこみ的には全く評価されてないところで楽しめると、多少楽になるかもしんない。
あともうひとつ、特に他の仲間なしでのレベル上げ中はアニメとかラジオとかCDドラマでも流しておくと良い。氷菓は (全力で全部喋ってくれるので) ちょうどよいぞ
チームの人が大変親切なのでチームに掛かり切りというのがあって、他の人はきっと白吹き出しでの募集にもっと頼るんだろうなぁと。それはそれで面白いのだと思う。冒頭のミュルエルの森の話はむしろそういうコンテクストだった (具体的には、なぜかフレンドになった人が私を引きづって気づいたらわー)
○ まとめ (ない)
というわけでMMOはやったことないのでそれなりに当たり前かもしれないこと、あるいは他の人にとっては不愉快になるかもしんないことなども含めてラフに書いといた。見解は変わると思う。終わってないゲームの感想というのはいつもナマモノだと思う。
チームやフレンドの人とかいないと、ゲームの基本の骨組み自体はちょっと苦痛という印象。知り合いにも、やったはいいが早々に退散した人も見ている。こういうゲームに限らずやり手の価値観次第で面白い面白くないというのはあるんだろうなぁとは思うけど、少なくとも旧オフラインのゲームと全く同じにはやっぱり楽しむべきじゃないんだろうなぁと思う。ここを把握してうまく流れを掴まないと、廃人的なプレイ時間になるか、すごい早さで「つまらない」という結論を出すことになる。後者はもったいない。前者は、……がんがれ! (流れを掴んだ上で廃人的になるのが勝者)
すごく痛いのはリアル時間の消費量がそれなりに半端ないということで、そこをどう処理するかは考えどころ。良い点は、これはコンソールゲームなのでWiiなどの前に鎮座しなければ実際のゲームには没入できないところ。ちゃんと生活との切り分けは出来る。コンソールゲームはそこが数少ない利点だと思う。 (コンソールゲームという呼称で合ってたっけ。WiiとかPS3のことだよ)
# 比較対象は再び「ゆけ!勇者」。このゲームのヤバいのは、暇があればゲームの状態を確認したくなるところで、消費時間ではなく「どのくらい一日のうちに心を捉えられているか」という意味で破格に精神を削られること。そういう意味では、月課金のドラクエ10は社会人的には極めて安全なゲームの範疇に入るのだと認識した。言い方を変えると、よっぽどTwitterの方が有害
個人的にはMMO自体はお勧めしようとは思わないのだけど、MMO試したいんだけど怖い、という場合にはドラクエ10は良いと思う。今はプレイヤー数的にもそれなりなので、もし試すというのであれば今やっとくと良い。
私の個人的な予想として、多分時が経つと新規参入初心者には本当に苦痛なだけのゲームになると思った。だから、やるなら今やったほうが良い。
おまけ: ネルネルさんというのは仮のお名前です。正確には冥王ネルゲル