CLASS ACTION

米国のとある集団訴訟の訴訟側の条件に入っているそうだ。訴訟の内容自体はそれほど大したこともないのでそちらの詳細は省く。

訴訟内容はともかく、色々勉強になる。英語もしかり、プロセスもしかり。Fairness Hearing... ちぃ覚えた

用語 http://class-actions.lawyers.com/class-action-definitions.html

文書自体はわざわざ自宅にまでエアメールで届いた。十数ページのホチキス止めの同人誌書類は封筒にすら入っておらず、折りたたまれてシールされた状態ではるばるアメリカから送られてきたようだ。なんだかアメリカン。

要は「これはUnfairだじぇ!」と思った誰かがそのUnfairさの被害を被った全員を代表して訴訟を起こしたということのようだ。「全体に不利益になるトラブルでヲマエもその不利益を被ってたんだ。手続きすれば損害賠償もらえるぞ」的なものだ。まるである種の詐欺なんだが、そうではないらしい。

最初に話題を提起した人自体は訴訟マニアな弁護士かもしれないが、Unfairだと裁判所が言ったら、その損害場仕様費用からその代表者にいくらか (額が書いてあるが巨額とは言いがたい) 支払われ、後はルールに則って配分される。

支払われる対象は

  • その訴訟で認められたUnfairさの被害を被った連中で
  • 「(゚⊿゚)イラネ」と言わなかった連中で
  • 「(゚⊿゚)ジブンデヤルワ」とも言わなかった連中で
  • 「(゚⊿゚)ソノダイヒョウソショウニイギアリ」ともさらに言わなくて
  • 「(´Д`)オカネクレ」と言った人
といった感じ。

なるほどと思ったのは「(゚⊿゚)ジブンデヤルワ」のところ。今回の集団訴訟には加わらず、同一の件で個別の訴訟をしてもよいらしい。今回この連絡を元に期限までに Exclude しろと言わなかった人は、今後全く同じ件では訴訟できない。そりゃそうか、と思うと同時に、勝手に代表訴訟されたから何も出来ない、ということでもない。

オンラインでページがあり、追加の情報も色々書かれている。

読んでいてもう一点地味に気になるのは、法律的文章なのだが"money"という表現はこれでもか、というほどあるということだ。「こうしないとお金もらえないよ」みたいに普通に書いてある (no money is available)。FREEとかGET MONEYだとかが乱舞する国らしい、……のか?

訴訟の行方は知らないが、不利益があってもこまるのでひと通り読んだ。こういう機会は日本だけにとどまっているとあるものでもないので、ある意味ではレア、ある意味ではどうでも良い。

なお、ものすごい少額でも杓子定規でこういう連絡は来る。そうなると、道端に落ちている1円みたいな勢いなのだろう。

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