チラシ: OnlineSSLの請求は3ヶ月遅れて謎の名前と日付とともにやってくる

謎でもなんでもないけど。商取引を理解してたらここまでしらべんかたよ (予想できた)

発端

  • 今月の請求に利用日が9月16日の「MPN・e決済サービス」という謎の項目が2件同時に上がった。事情によりカードが違う
    • 一件は海外のカードである。MPN.e NAGOYA JP というさらにイミフな項目になっていた
  • 両方共金額が似通っているが、数十円〜数百円単位で異なる値である。変動1桁%
  • 9月同時期にそれに関連する支払いはした覚えがない
  • MPN・e決済サービス is 何
考察
  • カード2種類を両方知り得る会社はOnlineSSLしか有り得なかった
  • しかしMPN・e決済 is 何
クレジットカード支払いの処理は、MPN・e決済のサービスを用いております。
確かに貴社は何度かお世話になっているが (https://mowa-net.jp/ を見よ)、その時期には証明書をお願いした記憶がないぞ。

調査

  • カード会社に問い合わせる -> 明細の情報しか分からん
  • 明細の情報からメイテツに電話問い合わせ -> 情報教えれ
  • 教えたところ、日付等も含めて全部教えてくれた

コタエ

  • 8月の冒頭に2件別の日に注文している (9月ではなく)
  • 売掛・買掛よろしく、その売り上げが9月16日に上がった
  • 買った日付は異なるが、カード上の「ご利用日」は16日になる
  • 本当に支払った日付は異なり、OnlineSSLはドル建て決済を円に変換して行うので、同じ日の決済に(カード会社の明細上)見えても数%の変動が生じる
    • 同じ契約をしても額が少しずつ変動する
というわけで
  • 9月16日に私が「利用」したことになっていたなぞの2件は、8月の上旬に購入した二件のサーバ証明書である
  • 8月に買った証明書の、9月中旬に発生した請求が10月末の利用額確定に反映され、11月に私が気づいた
  • OnlineSSLからの請求メールを確認したところ、額は一致した。
慣れてる人は「9月請求が代行会社からされてる」、という時点で8月のメールを漁るはずで、だからここまでやらなくても予想つくんだろうね。律儀に一つ一つ調べていってやられた

なお、メイテツの問い合わせには番号全部、日付、名前、金額が必要とのこと。番号全部は相手を信用しろってことなのかな。電話の対応者、第一印象はあんまり良くなくて「いーんかしら……」と思ったわけだけど。結果としては対応は非常に当を得ていたけどね。

カードを気分に応じて使ってしまっていた時期があってそれで自分の中の事務手続きが変に煩雑になったという悪い例であった……。今はもう少しマシ。

というわけで、安いサーバ証明書でnginxとSPDYを遊んでいる方においては特にご注意ください。

# もうひとつ参考まで。OnlineSSLではドル建てで料金が表示されているが、請求時に国内の代行サービスを使っているため、たとえ海外のカードを使って決済しても、直接ドルでは決済されない。ドルから円 (MPN・e決済)、円からドル (海外カード会社から見た外貨の取り扱い = 手数料のパーセンテージ大きめ) という変換が上記のフローの異なる時点で行われる。これは、ものすごい円安ならば(手数料を考えても)得をする可能性を有するが、現時点では単に往復ビンタになるだけなので注意しよう。


このブログの人気の投稿

風花雪月

pemって言ったら改行も仕様に含むんだよもん

LibreOfficeで表紙、目次、本体でフッターのページ番号のスタイルを変える